中華レーザー加工機 専用ソフトの顛末

3年ほど前に購入した2万円弱の中華レーザー彫刻機。
出力5Wとかいうことでメタルにも刻印可能ですが、革などに彫刻するときは、かなり出力や照射時間を絞らないと真っ黒に貫通します。

煙もすごいので簡単な箱を作って小さいファンを設置、電源スイッチも増設してレーザー加工機とファンが連動ONとなるようにしてました。ファンからの排気は蛇腹ホースで窓の外へ出します。

まあちゃんと動いているのでこの機種がどういう素性のものかも気にしてなかったのですが、先日久しぶりに起動しようとすると ( このあいだに母艦を Win10 にしてました )、Acan Laser Engraving という専用ソフトが立ち上がらない!

どうやら Win7までの対応らしく、それならと互換モードを試したけれどXPも7も8も全てアウト。

ほかのgrblレーザーコントロールソフト(LightBurn などが有名どころ)を試用しても認識さえしてくれません。わかったことは、この機械はそもそも grbl に対応していない独自のファームウェアらしいということ。一部の外国サイトではファームウェアをアップグレードしましょうなんて書いてあるけどそんなのできるわけないです。

結局、VMWare をインストールして仮想Win7環境を作りここから作業するはめになっていました。

 

ところが!

本機に同梱されていたUSBメモリの中を何気なく見ていると、「update」というファイルがあるのに気付きました。拡張子もないのでこれまでは更新履歴かなにかのあまり重要でないファイルだと気に留めていませんでした。

 

 

念のためテキストエディタで開くと何やらリンクが...

このリンクから、ファイル名は「Acan.exe」と短くなり、サイズもえらく小さくなった Win10 対応の実行ファイルが入手できました。

 

今までの苦労はいったい何だったの? そもそも最新の実行ファイル本体もはじめから同梱しておくというのが思いやりというものでしょうに...

 

 

どこかの質問板で私と同じように「Acan Laser Engraving.exe」が起動しないと嘆いていた方がおいでましたが解決したでしょうか。